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新幹線開業の光と影

昨年の12月4日、東北新幹線の八戸~新青森間が開業し、東北新幹線が全通しました。その陰で、並行在来線である東北本線八戸~青森間はJRから経営分離され、青森県等が出資する第3セクター「青い森鉄道」に移管されました。MSN産経ニュース東奥日報

上越新幹線開業後、新幹線を整備する場合は、地元合意をした場合、並行在来線をJRから経営分離出来るとした制度がスタートし、長野新幹線(北陸新幹線)から適用されました。東北新幹線も、盛岡以北が対象となっており、先に開業した盛岡~八戸間もIGRいわて銀河鉄道と青い森鉄道に移管されています。
リンクの新聞記事にあるように、開業当初はJRと勝手が違うのでなかなかスムーズな輸送が出来ないのが現状のようです。しかし、東奥日報の記事にあるように、小さな会社にしかできないスムーズな対応も出来るのではないでしょうか。

この並行在来線。運転本数は、下表にあるとおり、一見増えているように見えます。

JR 青い森
下り 上り 下り 上り
八戸~三沢 15 17 20 21
三沢~野辺地 12 13 18 19
野辺地~浅虫温泉 16 15 21 19
浅虫温泉~青森 19 18 27 25

しかし、もちろん特急は新幹線に移っていますし、列車あたりの編成数は減っていると思われます。なので、MSN産経ニュースの記事にあるような、「JR時代の4両編成ではなく、たった2両編成の列車。車内は通学の高校生ですし詰め。病院へ通うお年寄りが列車に乗れず、ホームで立ち往生するほどだった。」という状態が起きるのでしょう。
一方、3月に開業する九州新幹線の博多~新八代間の‘並行在来線‘鹿児島本線は、JRから経営分離されません。都市化が進み、通勤需要で十分もうけが見込まれるとJRが判断したからです。
同じ並行在来線でも、赤字のものだけJRから切り離される、なんだか矛盾した感じですが、そういった「弱者切り捨て」で良いんでしょうか。

この先は、北陸新幹線の長野~金沢間が開業予定です。そうなると、信越本線長野~直江津間、北陸本線直江津~金沢間がJRから経営分離される予定です。さらにJR西日本は枝線の七尾線、氷見線、城端線、さらには大糸線(糸魚川~南小谷間)、高山本線(富山~猪谷間)すら廃止する意向も示しています。地元側もそこまでしてまで新幹線が欲しいものなんでしょうか。そういった陰の部分にも真摯に向き合って、建設するのかどうかを決めて欲しいものです。


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