国土交通省は、利用者5000人/日以上の駅を対象に、線路転落や列車接触を防止するホームドア設置を義務づける方針であることが判った。NIKKEI.NET、日本証券新聞。
駅のホームは、よく考えると、通過する列車はもちろん、停車する列車でも、ホーム進入時は50~60km/h位で進入してきます。そんな列車のすぐそばを人が通れるわけですから、確かに危険な所ですよね。最近では、目の見えない方が、車両の隙間をドアの位置と勘違いして転落する事故もよく聞きます。
そんなことからすると、ホームドアを設置することは、安全確保の意味からしても必要なことでしょう。今回、国交省は5000人/日の線引きを行い、全国で約2800駅を対象にしました。計画を策定して期間を定めて設置していくことを義務づけて、その期間は設置費用の補助を行うそうです。
でも、国の考えはいつも首都圏中心なんですよね~。韓国の地下鉄火災を受けた、地下駅の2通路設置義務づけなど、対象鉄道会社の経営規模や状況など、調べりゃわかるものを、調べもせずに義務づけたりします…。
今回も、関西圏では、ホームドア設置には問題が山積しています。
1.ドア数の違う車両が(同じホームに)入ってくる。
2.車両長さが違う車両が入ってくる。
3.5000人/日以上の利用者がある駅でも、ホームに駅員が居ない。
などです。
1.は、JRをはじめ、3月に開業した阪神なんば線なんかが顕著ですね。JRの各駅停車は4ドアですが、快速、新快速は3ドアです。なんば線乗り入れの大阪難波駅などは、阪神車は3ドア、近鉄普通車は4ドア、近鉄特急車は2ドアです。結果、ホームに並ぶときのドア口案内は、こうなっています。

ここにホームドアを設置しても、乗車口だらけになってしまって、安全性確保の本来の意味が無くなってしまいそうです。
2.も阪神なんば線が該当します。阪神車は19m、近鉄車は21mです。とうぜん、乗車口のいちもズレが生じます。
3.は、ホームドアの運用時、不具合があった場合の対応として、やはりホームに駅員は欠かせないと思います。しかし、駅員の居る駅って考えると少ないんですよね。どこも合理化や、ホームカメラの設置などで、人員削減を進めています。
首都圏では、殺人的混雑がホームドア設置によってホームが狭くなることから、ラッシュ時に乗降客を裁ききれるのかが問題になっているようで、関西圏の“物理的な”問題とは違うところが問題になっているようです。
でも、やはり、安全確保には異論は出せないので、あらゆるところが、到着した列車のドアに対応して開くような、ホームドアの開発など(ホンマに出来るかどうかは別として(^_^;…)、新技術の開発も含めて、問題を克服して安全性の確保に努めて欲しいものです。

鉄道のことなら鉄道コム↑クリック!
最近のコメント